2ndRTAメモ:ショーンRTAの可能性について
これの続きとしてちょっと書いてみました。
箇条書き、かつ基本的に豪鬼との比較になります。
Steet fighter III 2nd Impact Sean speedrun 7:11
こんな感じで走ってみたから、という点でもあります。もうちょい詰められるかなと思い今のうちにメモっとこうかなという感じ。
01.ショーンの基本性能とRTAにおける指針
・地上通常技性能、とりわけ「大P」、「大K」ボタンの性能がずば抜けている
…他のボタンも強いのだが、立ち大Pと立大Kの強さが際立っている。いずれも発生が早いのは当然として、隙が他キャラの大通常技と比べても少ないこと、ヒット硬直が非常に長いことが重要。
・結果、ショーンのRTAの最速は「近距離立ち大K(膝)を擦り続ける(キャラによるが平均最短5~6カウントでKO出来る。豪鬼よりも早い)」ことになる。
・ただ、それではどうしてもガードされる度に遅延となるため、ガードされづらい択も用意する必要がある。
・他に用意する択は「飛び込みJ大K>膝(最短6~7カウント)」、「飛び込みJ大K>膝>大トルネード(最短8~10カウント)」、「飛び込みJ大K>膝>EXトルネード(最短8~9カウント)」。
・膝止めは火力の対効率が二番目に高い。大トルは火力が少ないがスタン値も溜まりやすい安定択。EXトルネードはゲージが溜まったら大トルから入れ替える。
・この上で、適当にパなす用の「ハイパートルネード」があると楽。単発3~4割。
・基本的にはこの方向で、「ファジィブロッキング(1stRTA記事を参照)」をしながら突っ込んでいくスタイルとなる。
02.豪鬼との差異(メリット)
・最速効率はショーンの方が高い
…豪鬼の最速効率は「空刃>大P(最短7~8カウント)」。少なくとも初手はショーンの方が早くなる。
・防御力の高さ
…豪鬼より事故は少ない。
・ゲージを使いやすい
…豪鬼の場合、瞬獄殺以外は遅延となるため、基本的にゲージを余らせやすい。ショーンはEXトル、ハイトルの双方に利用可能。
03.豪鬼との差異(デメリット)
・安定性は明らかに豪鬼の方が上
…というか空刃が強すぎる。ショーンは空刃のように「CPUを完全に封殺出来る技」は流石に持っていない。結果後半は絶対に安定性が落ちて遅延していく。
・ゲージの使い方に悩む
…メリットとデメリットが重なっている所。豪鬼は瞬獄殺だけ使えば良い。ショーンはEXトルネードの同時押しミスとかも結構怖いことになる(中トルネードが漏れたら目にも当てられない)
・CPUルートが面倒なものしかない
1・リュウ>アレク>ヒューゴー>ダッドリー>オロ>エレナ>ギル>ケン
2・ユリアン>いぶき>ダッドリー>ネクロ>リュウ>アレク>ギル>ケン
3・ユン>ユリアン>ネクロ>いぶき>エレナ>オロ>ギル>ケン
4・オロ>ヒューゴー>リュウ>エレナ>ショーン>ダド>ギル>ケン
この4つのルートがショーンのCPUルートなわけだが、見てもらえばわかるように「3つのルートで後半にエレナやオロ、ダッドリーなど凄まじく面倒なCPUが重なっている」。その上で後半にエレナがこないユリアンルートも、後半に固くて面倒なリュウ・アレクが重なっている。豪鬼のように対空を封殺出来るわけではないため、絶対にファジィブロッキングで対処する必要があり、結果遅延していくという悩ましい所。
04.結論
・本当の理論上最速はショーン
・だけどそんなの不可能。CPUは絶対にガードするし、後半の暴れに対して空ブロなどが必須でどんどん遅れていくので、流石に豪鬼に譲る。
・恐らく序盤はショーンが早いが、後半で追い抜かされていく形になる。
取り敢えずこんな感じになるかなとは。
多分豪鬼の理論値は6分代、ショーンは6分半ぐらいになると思います。ただ、それも自分には難しいので7分切りを取り敢えずショーンは目指そうかなとは。