ウォーザードRTA試考(タオ編)
最近『カプコンファイティングコレクション』でやれるようになったのと、その上で「ゲーセンdeRTA」イベント(https://v1.oengus.io/marathon/gcrtao1)に参加することになったので走り出してみました。みんなもアケゲーのRTA、しよう。
ともあれ最近ある程度理論値タイムが見えてきたので、攻略も含めて提示しておく記事を作ってみます。アドバイス等よろしくお願いします。
00.レギュレーション
レギュレーションはRed Earth - speedrun.comを参考にしています。
・[DIFFICULTY : 4] [ATTACK POWER : 2] [TIMER : 2] [VICTORY MODE : 3 ROUND MATCH] [EVENT : OFF] [HANDICAP MODE : ON](イベントに関しては『カプコレ』だと選べませんが恐らくオフになってそう。)
・キャラクターを選択肢「NO」を選択した瞬間からタイマースタート、真ヴァルドールを撃破したタイミングで計測終了。
・走る前に設定を見せること。
01.キャラクター選択
4人から選ぼう(因みにここから先全ての写真は自分の動画から引用しています)
第一にキャラクター選択です。このゲームには「レオ」、「タオ」、「タバサ」、「ムクロ」の4人のキャラクターが存在します。このうちRTAで使用できるキャラクターは「レオ」と「タオ」の二人になるでしょう。
残りの二人が何故厳しいかというと、「タバサ」にしろ「ムクロ」にしろ、DPSが高い技がろくになく、強い技がレベルを上げないと出てこないためです。
「タオ」は弱中強のチェーンコンボが可能でかつ全ての中攻撃からキャンセル可能という唯一無二の特性を持っていること、そして「レオ」は「クロノスラッシュ」という超DPSの高い必殺技がレベル1から使えることが利点となっております。
上記を踏まえると基本的にRTAではこの二人の二択になるかなと思います。全体として、安定するのがタオ、恐らく理論上最速なのがレオ、となるかなとは。以上を踏まえて、まずはタオ編からボスについてみてみることにしましょう。
02.ボス攻略
02-01.ステージ1 ルアン
こんな感じで端でハメるのが理想
タオ戦のステージ1はルアンですが、彼女には完全パターンを構築出来ました。
「開幕斜め前スーパージャンプ>ルアンも飛び上がって突進してくる>無敵時間が斬れるのを待って強炎龍脚(623+強K)>ダウン後、起き上がりに超空刃拳(236236+P)>ルアンが気絶するので起き上がりに中P強炎龍脚>ダウン後、起き上がりに超空刃拳~以下繰り返し」です。
基本的には2回目の中P大炎龍脚後の起き上がりに超空刃拳で安定を取るか、もう一度中P強炎龍脚でオーブを温存しながらKOすることになります。気を付ける点として、気絶した後のルアンの起き上がりは無敵時間がついており、立中Pを当てるタイミングがずれる上に、気絶がすぐに解けるために、中Pが遅れると反撃を食らう恐れがあります。
まぁパターンにはまらなければリセットすればよし。というかハマらなかったら避けしたり対空必殺技してきたりなどぐだぐだになります。
02-02.ステージ2 ハウザー
スーパージャンプで裏回りながら殴りに行く感じ。
ステージ2はハウザーです。ハウザーへのパターンは主に
「スーパージャンプ>何か攻撃してくる>それに合わせて裏に回るか表に回って降りJ強PかK>立中P立強Kのチェーンでハウザーひるむ>もう一度スーパージャンプ~」となります。
この場合注意するべき状況はハウザーの行動が「遅れる」ことです。早い分には対応すればよいのですが、「遅れた上で火球攻撃」をされると、ちょうどタオが下りてきて攻撃を出したい所に火球が飛んでくるので、かなり難しい状況になります。そのため、タオがスーパージャンプから降りてくる辺りでハウザーが何もしていなければ一端攻撃をしないのもよさそうです。
02-03.ステージ3 セクメト
この百貫落としが無敵もついててとにかく厄介。
ステージ3はセクメトです。セクメトへのパターンはほぼない…というか、
「基本はスーパージャンプ攻撃から中Pしゃがみ強Kのチェーンでダウンさせることを繰り返す」
「セクメトがガードしたら中Pで止めてスーパージャンプ」
「対空必殺技(百貫落とし)をしてきたら大人しくガード」
「オーブがあれば超空刃拳を連続技で使う(しゃがみ中K>超空刃拳など)。」
という攻略法ではあるのですが、とにかく対空必殺技の動きが厄介で安定しません。また、セクメトの判定は結構小さく、ジャンプ攻撃が当たらないこともしばしばあります。また、ガード率が変に高くなることもあります。そのためパターンが崩れることも非常に多いため、気を付けながら立ち回るしかないという感じです。タイムもかなりぶれまして、早ければ2分10秒台、遅ければ30秒台を超える場合があります。なるだけ10秒台に倒したいですが…。
02-ex1.ボーナスステージ1
地面から台座に向けて立中Pするとこのように登れます。
セクメトの次にはボーナスステージが入ります。ボーナスステージでは、謎のおっさん(ヴァルドール?)の顔を壊したら出てくる金のセクメト?像を壊すとクリアです。タオの場合、
「歩いて立中Pで台座に登りながらしゃがみ強Pチェーン二段目キャンセル中炎龍脚、その後同じコンボを繰り返して、下の顔部分が壊れたら生中炎龍脚で上の部分を壊す」
「その後スーパージャンプからダッシュで反対側に回り、同じことを繰り返す。」
「全体を壊すシーンに入っても同じことを繰り返すが、炎龍脚は弱炎龍脚にする。中だと当たらなくなる。」
「最後はしゃがみ中K強Kで〆。経験値を取り切れば終了。台座への移動は立中Pで行う」
台座へジャンプで登ろうとすると、このボーナスステージの動作がかなり独特なのでいらぬロスを招きます。そのため基本タオの場合は立中Pで行きましょう。因みに、微妙にレベル差が影響を及ぼすステージであり、高いと時短になります。
02-04.ステージ4 コンゴウ
ハイパーアーマー中に中炎龍脚で削ろう。
ステージ4はコンゴウです。彼もだいぶパターンがぶれまして、
「ジャンプで近づいて攻撃を見切ってよけつつJ強Pから直に立強Kなどでひるませるか、炎龍脚でこかす」
「相手が光り出したらハイパーアーマーなので、中炎龍脚を当てて削る。食らっても前ダッシュから中炎龍脚」
という感じです。なるだけダメージをもらわないようにしたいですが、攻略法の関係上少し難しい所。運がだいぶ絡む相手だと思います。
02-05.ステージ5 ヌール
起き上がりにこうなるのが理想…と見せてもよく分かりにくいと思うので動画参照。
ステージ5はヌールです。彼は完全パターンがあるのですがかなり難しいです。簡潔に言えば
「一度ダウンさせる(炎龍脚でもしゃがみ強Kでもよい)」
「その後、起き上がりに完全に重なるようにジャンプ攻撃(めくってしまう可能性があるのでJ中Kが良さげ。確定で当たると感じる場面ではJ強Kや強P)」
「その後しゃがみ中K強Kでこかして繰り返し」
という感じです。ただジャンプ攻撃のタイミングがかなり難しく、早すぎると当たらない、遅すぎるとヌールが確定で出してくる対空攻撃(縦回転しながら突っ込んでくる攻撃)にやられます。
他方でこれ以外のパターンは正直遅くなりがちなので、これを狙うしかないのも悩み。難しい所です。
02-06.ステージ6 ギギ
ヌールと同じ事(起き上がりにジャンプ攻撃重ね)をやってもこうなる時があります。
ステージ6はギギです。彼も一応ヌールと同様のパターンが出来なくはないのですが、ヌールと異なり彼はガードも選択肢によく入れるので、結果パターンが崩れます。その後新たにパターンを入れたくともガードが堅い時間が続いたりするので、かなりの運ゲーとなります。
正直それ以外は確固としたパターンがないので、かなり難しいです。炎龍脚のように火力が取れそうな必殺技も大体1ヒットのカス当たりになってしまうこともマイナス。恐らくギギと次のブレイドが一番タイムがずれることとなるでしょう。
02-ex2.ボーナスステージ2
これが上中に当たってるパターンなんですがこれもまぁ動画参照。
ギギを倒すとボーナスステージ2に入ります。両端にある顔を6枚倒したあと最後に堕ちてくる岩を壊すことになります。
顔については正直安定した倒し方が浮かびません。基本はスーパージャンプ強Kを登り>下りと2回当てることになるのですが、上と真ん中の顔に同時ヒットするタイミングが難しく、安定しません。ここが安定すれば数秒縮むのですが…。あ、下の顔は立中P弱炎龍脚などで壊れます。また、槍が地面から現れてきて当たるとのけぞるので、注意しましょう。
片方を壊すともう片方を壊すことになりますが、今度は顔が飛び道具を出してくるようになります。ボーナスゲーム中はガードが出来ないので基本食らうことになります。ジャンプ中に食らうと攻撃がキャンセルされるも同義なので、気を付けましょう…といっても気を付けられるものでもないです。飛び道具を出すタイミングをどう合わせるかが問題ですね…。
両方の顔を壊すと真ん中から岩が落ちてきます。この際、岩が落ちてくる「ガシャーン!」という音が鳴りきってちょっとしてから強炎龍脚を出すとちょうどいい具合に頂点付近で岩を破壊出来て時短になります。可能であればやってみましょう。
因みに、タオはかなりスムーズにこのボーナスステージをクリアできる方です。他キャラの通常技がみんな独特過ぎる…。
02-07.ステージ7 ブレイド
スーパージャンプに合わせてブレイドもジャンプ攻撃することがあるのが厄介。
7ステージ目はブレイドです。ラスボス前の中ボスという感じで、流石に強いです。基本的には
「スーパージャンプで近づき、ジャンプ攻撃を裏周りヒットさせた後中P強炎龍脚のコンボを決め続ける」
ことが主軸になるのですが、特にマントを脱いだ後はガード率がかなり上がるためダメージを入れるタイミングがあまりない、という悩ましい状況になります。
相手の攻撃を誘ってもいいのですが、基本的にブレイドの攻撃はブレイドの周辺全体を攻撃するものが多く、どうしてもこちらが守勢に回りがちです。正直運のいい動きをしてくれることを祈る運ゲーになると思いますので、頑張るしかないかなとは…。
注意点として、自身のクリスタルを中心に鎧を四方八方に飛び散らせる攻撃(カトプトロン)はカス当たりでも威力が高く全段当たると死ぬことと、ドリルのように剣を伸ばす攻撃(ポロス)はタオだとしゃがめば当たらないということは覚えておいて損はないでしょう。タオはこの辺もレオと比べて安定しやすいです(レオは色々と被弾率が上がりやすい)。
02-08.ステージ8 ヴァルドール第一形態
ノーマルジャンプの方が早いですがスーパージャンプの方が安定はします。
8ステージ目はヴァルドール第一形態です。ラスボスの第一形態なのですが、基本パターン自体は
「スーパージャンプやノーマルジャンプでガードしながら近づきつつ相手の攻撃をくぐってジャンプ強Pか強K、その後立中P立強Pのチェーンをしたあとスーパージャンプ~」
の繰り返しになります。基本的にヴァルドールはドラゴンに命令して攻撃させることを主体にするため、その攻撃をかいくぐりながら殴る、という感じです。ただし、蛇を召喚する攻撃(フォビドゥンバイパー)は発生保障がついているので、そのモーションを確認した場合大人しくガードした方が良いでしょう。
02-09.ラストステージ 真ヴァルドール
見づらいですがノーマルジャンプして色々な攻撃をくぐって青ドラゴンの裏にいる状況。
ラストステージは真ヴァルドールです。第一形態を撃破した周辺の位置からステージスタートとなります。パターンはヴァルドール第一形態と同じく、
「スーパージャンプやノーマルジャンプでガードしながら近づきつつ相手の攻撃をくぐってジャンプ強Pか強K、その後立中P立強Pのチェーンをしたあとスーパージャンプ~」
となります。ただし、相手の斜め上ビームの確率が若干高くなっているようなのでその場合は大人しくガードするしかないほか、真状態で追加される、ドラゴンが追尾して襲ってきて当たると子供状態になる(所謂裁き技)「カースディスティニィ」はなんとガード不能であり、しかも追尾性能がかなり高いです。正直スーパージャンプ後に避けるのはかなり難しいので、これが出されないことを祈る運ゲーになります。当たると10秒近くロスるので…。
また、剣を召喚する攻撃(スロウズソリトン)もモーション後半辺りから発生保障がついており、下手に攻撃するとこちらがピンチになります。こんな感じで全体的に拘束力が高い技が多いため、なるだけパターンを維持して攻撃させる暇をなくすことが重要になります。
03.まとめ
取り敢えず以上、攻略とRTAにおける注意点を書いてみました。全体的にRTAという視点で見た場合「後半ボスの運ゲーがきつい」のは間違いないかな…とは。パターンになるかなと思う動きも途中でガードされたり、ガードされた後のガード継続率がかなり高くて悩ましい所。現状の記録を考えるとタオだと9分30秒台が限界かなと思っています。
今回はタオを書いてみたので、レオを走り切った後にまたレオの攻略を書いてみることにします。改めてよろしくお願いいたします。