ギルダンの徒然日記+

主に趣味関連…だけではなく色々と研究のことも含め書いてるブログ。

EVOJAPAN2023参加報告③(2日目~3日目)

この記事はEVOJAPAN2023の2日目と3日目の参加報告です。以下

動機編:EVOJAPAN2023参加報告①(参加の動機について) - ギルダンの徒然日記+

1日目編:EVOJAPAN参加報告②:1日目(動向編) - ギルダンの徒然日記+

総括偏:EVOJAPAN2023参加報告:総括編 - ギルダンの徒然日記+

 

とあるので、別の所が気になる方はそちらをご覧ください。

 

01.二日目開場~大会開始(AM8時~10時)

 本日、突然開場が8時らしいという事を知って驚き無理やり起きていました。どこかで告知されていたのかな…されていたのならすみません。ともあれ朝6時に眠い状態で起きて朝ごはん食べてそのまま現地へ。

 開場後は今回はアーケード村でだいぶゆったりしておりました。なぜかというと、今回メイントーナメントは全て第二ラウンド、つまりはプールトーナメントを勝ち抜いた方のみが参加するものだったからです。その上で私はサイドトーナメント2種目のみ参加なので、ゆったりして会場の様子を見ることに注視することができました。まぁ体力的に限界があったのは確かですが…。

 

02.『カオスブレイカー』~『燃えろ!ジャスティス学園』(AM10時~13時ぐらい)

 2日目はこの二つのトーナメントに参加するだけに留めました。体力に限界があるだろうなぁと思ったので…。結果としてその通りだったのでよかったです。

 『カオブレ』は2005年に稼働したチーム戦の対戦格闘ゲームで、『KOF』のように順番の戦略性があるほか、ダッシュや各種武器攻撃による「相殺」システムが対戦に非常に様々な彩を与えています。また、キャラクターやストーリーが純ファンタジーになっており、使用キャラも蛮族たち(主人公)からダークエルフ、ゴブリン、トロル、ドワーフ、エルフなど様々な種族がチームを組んでいて面白いです。ゲーム自体も割とシンプルで入りやすいゲームだといえます。また、各チームは最低一つ(3人チーム)最大3つ(一人チーム)のアイテムを持つことができます。このアイテムは特殊な技を出すことができるほか、各キャラの「得意アイテム」があり、それを持っていると各キャラの攻撃力が上がったり通常技に削り能力が付与されたりと非常に強力です。これらアイテムとキャラクターの組み合わせによる戦術の広がりも面白いゲームです。

 なお、私の『カオブレ』トーナメントですが1回戦で瞬殺されてました。なんというかこの前プレイしたのが年単位ぶりなので仕方ないところ…。実質記念参加だったのでしょうがない感じですが、もちょいまたちゃんとやり直したいですね。

 

 続いて『燃えジャス』ですが、こちらは2000年に稼働したカプコン対戦格闘ゲームで、こちらも3人のキャラクターを選び、その中から一人を選んで戦うゲームとなっています。控えのキャラクターたちは2ゲージ・5ゲージを支払うことで「愛と友情のツープラトン」、「正義と勇気のスリープラトン」が使用可能です。特にツープラトンは控えキャラによって各人技性能が異なり、使いやすさも劇的に変わります。更にツープラトンには「ツープラトン返し」があり、それをされると一撃を入れて相手のツープラトンを阻止するか逆に成功させるために控えのキャラ同士が戦うなど、特殊な状況がかなり多くて面白いです。

 また、立ち回りやゲームプレイの戦略が大幅にこの20年で変わっていることも特徴のゲームとなっていまして、私が主に遊んでいた~2015年ぐらいからも大きく立ち回りが変わっていて驚きました。結果として大会自体はウィナーズ、ルーザーズトーナメントがありで、いずれも1回ずつ勝てたのですが、いずれもその次の試合で過去から今までやりこみ続けているガチ勢の方に敗れる結果になりました。素直に「ここまで変わったのか+やりこまれてるのか、凄いなぁ」という側面と「悔しい」側面両方があったので、またちゃんとやりこみなおしたいと思う作品になりました。こういうことが起きるのもEVOJAPANの面白みの一つかなとは。

 

 そんな感じで、私のEVOJAPAN参加種目はすべて終わりました。都合9種目を戦ったわけですが、無論一番は楽しかったのですがやはり疲れましたね…。ともあれ、全体としてみるとそれなりに勝っていたので、色々と広く遊んで格ゲー全体の力をつけようという試み自体はうまくいっているのかなとも感じました。これからもゆったりまったり遊んでいきたいですね。

 

 

03.午後~ホテルに戻るまで(午後)

 午後は燃えジャスも撤収されたため、ゲームを遊ぶこともなく、ゆったりと会場を見て回ることにしました。この辺で得た気づき(主に客層や課題について)は総括偏に大体まとめているのでそちらを見てもらえると助かります。

 ちなみにこの中で、まさかの加藤裕康先生(『ゲームセンター文化論』(新泉社,2011)などを書かれている研究者。同じ「現代風俗研究会」に所属していたり私の論文の査読もしてもらったりなど色々お世話になってます)に出会いました。

 加藤先生は以前EVOJAPAN2020でもトークショーに参加されたりなどしていた経緯もあり、その中で知り合いと出会う予定で動いていたとのことです。せっかくなので、会場を案内しつつ自分の研究の話や、対戦格闘ゲームコミュニティの話、EVOJAPANの面白い部分や課題についてなど色々話をしていました。丁度諸々終わって頭を整理したいタイミングだったので、色々と話に乗っていただいて本当にありがとうございます。

 

 その後は流石に疲労困憊になってきたので、そのままホテルに戻りました。残りは三日目。

 

04.三日目開場~GGST試合(AM8時~12時)

 本日は朝6時に起きて~って一緒ですね。正味ホテルで三日間ろくに寝れなかったので3日目はかなりの限界ぎりぎりバトルになっていました。やはり時間が早すぎて厳しい…まぁしょうがないんですけれども。

 ともあれ開場後はずっと周囲の様子見て…というのを繰り返しておりました。傍から見ると不審者と思われた可能性があります。ともあれ、色々見ていて興味深かったことは総括編にまとめたので見ていただけると幸いです。端的に言うとかなり1~2日目と異なっている面と、同じではあるものの異なることがある面があり非常に興味深かったですね。

 試合が始まって以降は試合の様子と、応援の様子を一緒に見ていました。大会でどうやら叩いて音が出るポンポンを配っていたようで、それで応援するプレイヤーがかなり…というか7割ぐらい?いたように思えます。ああいうのを利用した応援は他のスポーツだとどうなのだろう、野球とかサッカーではあるけどプロレスみたいな個人技だとあるのかな~とかは気になったりしていました。調べてみたいところ。

 試合の様子で興味深かったのはダルイノさんがとりわけ応援されていたように見える?点とゴボウさんのごぼう抜きですね。いやほんとどこで負けたんだゴボウさん…ってぐらい強くてやばかったです。あとダルイノさんはどういうところでどういう風に有名になっているのか、応援されている理由などもやはり気になりました。配信なのかそれともイノだからか、大会のこれまでの結果からか…などなど。

 全体として、「eスポーツプレイヤーをプレイヤーとしてではなく観戦者として応援する様子」が直に見れて興味深かったですし、また別の機会があれば同じく見てみたいですね。過去に参加した「闘劇」などと比べても、所謂落胆の声みたいな声(要は好きなプレイヤーが負けて残念とかみたいな)はあんまりなかったですし、その意味でも性質がだいぶ変わっているような側面が見えて興味深かったです。ただスト5とかだと違ってたのかな…気になる所。

 観戦の仕方で言えば、やはり感想言いながら「あこ〇〇するのか凄い」とか「あ~あの〇〇勿体ない」みたいなことを言いながらするのがプレイヤーではよくあるのですが、S~A席の観戦者はどうだったのかな~というのはやはり気になります。この点は該当席買わなかった私の不備なのですが、予算的につらかったので仕方ないところ…。

 ともあれ、以上、非常に楽しめた三日目でした。本当はもっと長くいたかったのですが疲労困憊だったので鉄拳が始まる直前で抜けました。

 

 という感じで、2~3日目は終わった塩梅です。最後に総括偏を用意していますのでどうぞ。

 

next:EVOJAPAN2023参加報告:総括編 - ギルダンの徒然日記+